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犬神サーカス団



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犬神サーカス団

夕焼け

作詞:犬神明
作曲:犬神明

誰でもよかった
誰でもよかったのよ、殺すのは
ほら、生き血で包丁がこんなに真っ赤に染まって
まるで子供の頃に見た夕焼けみたいでしょう
…うふふ、あの日からあたいの心はまっぷたつ

懐かしい景色に吸い込まれて
幼い日々が蘇る

忘れないわ
知恵おくれの佐吉って男がいたのよ
ふん、うすらバカのくせに力だけは一人前でさあ
あたいの帰りを待ち伏せしてたのよ そして
暗い牛小屋に引きずり込まれて悪戯されたの

気がついたら
死んでたわ
あたいは転がっていたレンガで
佐吉の頭を割ったのよ

それから必死に逃げたわ
捕まるわけにはいかないからね
あの小さな村を抜け出して
やっとここまで来たのよ…もう帰れないわよね!

燃えるような赤い空
群れるカラスに覆われて
たちまち広がる闇の色
何も見えない聞こえない

もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
幾度も母の名を呼べど
禍つ風にかき消され
涙もやがて枯れ果てる
孤独な夜は終わらない

夕焼けを見る度に 失う記憶
こころの奥に潜む 鬼が目覚める

今宵は誰をとり殺そうか
誰の生き血をすすろうか
今宵お前をとり殺そうか
お前の生き血をすすろうか

忘れられない傷の跡
心ふたつに引き裂かれ
ひとつの体を奪い合う
私の魂どれなのか

他人に云えぬこの辛さ
他人に知れたら笑われる
ましてや罪をうちあけりゃ
石のつぶてはまぬがれぬ

夕焼けを見る度に 涙があふれ
帰れない故郷の景色が浮かぶ

今宵は誰をとり殺そうか
誰の肉を切り刻もうか
今宵お前をとり殺そうか
お前の肉を切り刻もうか